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豆腐品評会について

  • 執筆者の写真: 竜二 藤原
    竜二 藤原
  • 5月10日
  • 読了時間: 4分

全国豆腐品評会という審査会があります


弊社では第1回の品評会からずーーっと出品しております


1回目の品評会は、2015年6月に京都で行われた豆腐屋サミットという豆腐屋の勉強会の1コンテンツとしてスタートしました。

その数年前の豆腐屋サミットから、各地の豆腐屋が商品を持ち寄り、食べ比べをする機会が増えてきて、どうせなら審査会をやって誰の豆腐が日本で一番旨いか決めようや!ってなったとか


僕も豆腐屋サミットに参加して、初めて他県の豆腐に感動というか、目から鱗というか

豆腐ってここまで旨くなるんだ!って衝撃を受けた豆腐職人のひとりです


弊社では京都の第1回全国豆腐品評会から出品してますが、はじめのうちは全然で

下から数えた方が早い成績💦


宮城県内ではうちが一番旨いと自負していただけに衝撃の結果でした・・

(あくまでも自称です。他の宮城県内の豆腐屋さんゆるしてね)


鳴かず飛ばずの似たような結果をもらった豆腐屋はその後2つに分かれます


①もう品評会とか知らんし~うちの豆腐の良さ分からんやつとは付き合わん!.

(品評会もサミットも参加しない)

②僕みたいにネチネチとしつこく出品続けるヤツ

①が悪いとは言いません

この30年で1/10以下に減少した豆腐業界において、いまでも営業続けている豆腐屋さんは間違いなく旨い豆腐、地域に根付いた豆腐を作っているんだと思います

淘汰されていないだけ、ほんと凄いと思う

もしくは、すでに廃業or倒産したのかもしれません💦


僕が出品し続けるのは

1.いつか日本一を取ってみたい!

2.もっと旨い豆腐が造れるようになりたい

3.職人として誰よりも旨い豆腐が造りたい

4.あの豆腐屋のあの豆腐、あんなのが造れるようになりたい!

5.地域の人、いつものお客さん、取引している大豆生産者さん達に自慢してもらいたい

6.上位入賞すればPRになって赤字を脱却できるかも(笑)

7.そして何より、赤字の脱却(笑)

※品評会とか関係なく黒字の豆腐屋さんもちゃんといますよ

8.経営のヒントを得られるかも

※品評会やサミットを通して知り合った豆腐屋仲間から多くのキズキ、ヒントをいただいております


こんな感じの向上心&野心&経営改善が目的です


出品しない豆腐屋さんたちは、きっと現状に満足しているんだろうな・・

なんてチョットだけ羨ましくも思います


そんな僕ですが、少しづつですが結果も向上しているんですよ!(ムフン!)


秘訣は旨い豆腐を作りたい仲間&作っている仲間を増やすこと


品評会の上位に入るやつらは、まあとんでもない変態(最上級の誉め言葉)です!

僕のような一般豆腐職人とは思考が全然違います

彼らと交流することで、ちょっとづつ変態遺伝子を分けてもらい

自分の商品に落とし込んでいった結果・・


今では東北大会では上位入賞の常連で、毎年全国大会に1品は出品できています

去年はとうとう東北大会で初の「金賞」しかも2部門で受賞\(^o^)/

全国大会でも念願の入賞をはたしました(絹ごし豆腐が5位入賞)


嬉しかったですよ~、やっとあいつら(豆腐職人仲間たち)と勝負できるところまでこれた!って感じです

第1回大会では全然話にならなかったうちの子が、成長したもんです♡


でもそれ以上に(壇上受賞の3位以内入賞、そして金賞取れなかったことが)悔しかった~😢


まだまだ日本一への道は遠いけど、まだしばらく、全国で「金賞」を取るまでは出品続けると思います


豆腐屋廃業する予定の年(2048)まであと23年

それまでに全国金賞をGETできるのか?


長い目で見守りください


追伸:豆腐屋さんでこの記事を見てくれた方へ

もしまだ品評会に出品したことがないのなら絶対一度は参加してみて欲しい。

他所の豆腐食べたこと、どのくらいありますか?

あれだけ旨い豆腐を食べ比べできる機会、滅多にありません

作った職人にも会場で合える可能性が高いです

豆腐屋の数が減って、近隣に豆腐談義をする相手(職人仲間)はいますか?

大豆について、にがりについて、製造機械について、価格について、経営について

男女関係について相談できる相手はいますか?

僕にとって品評会と豆腐屋サミットに参加する最大のメリットは全国に豆腐屋仲間が出来ることです。これ、一生ものの宝物だと思っています

まだ会ったことのないあなたのご来場をこころよりお待ちしております♪


このブログを書いた日:2025年5月10日

 
 
 

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